３月２０日は春分の日ですが、春らしさは感じられず…強い寒気や発達した低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となり、岡山・香川では大荒れの天気となりました。

（河原大　記者）
「強風の影響でしょうかこちらでは木が根元から完全に折れてしまっています」

午前９時ごろの高松市の様子です。自転車が横転したり、風に向かって歩けなくなるほどの強風が吹き荒れ、高松市香南町では午前１０時前に最大瞬間風速２２．６メートルを観測しました。

その後、広い範囲に発達した雨雲がかかり、瀬戸大橋付近ではみぞれの降った時間もありました。日中の気温は軒並み１０度以下と、真冬の寒さとなり、小豆島の寒霞渓では、３センチほど積雪し、あたり一面が真っ白になりました。

（観光客）
「すごく寒い」
「天気予報で寒いと聞いたので 急きょこの上着に変えてきた。途中添乗員が「上は雪が降っていますよ」 と言っていてびっくり」

この荒れた天気の影響で、ＪＲ瀬戸大橋線の快速マリンライナーは児島～岡山間で午前中の運転を取りやめていましたが、現在は運転を再開しています。

一方、高速道路では、瀬戸中央自動車道が坂出ＩＣから児島ＩＣの間で午前７時から上下線で通行止めとなっていましたが、午後１時に解除となりました。

しかし、引き続き岡山県北部に大雪注意報が岡山県南部と香川県に強風注意報が発表されているため、気象台は２０日夜にかけ強風や高波、路面の凍結などに注意を呼びかけています。こまめに最新の気象情報を確認するようにしてください。