OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
就実学園・西井泰彦理事長【後編】

2024.05.13

就実学園・西井泰彦理事長『創立120周年の節目から次の時代へ』



今年、創立120周年を迎え新たな展開が期待されている就実学園の西井泰彦理事長です。

西井さんの転機は2000年。全国の私立学校を支援する団体で就実学園の再生を支援し、
後に理事長となったコネクター西井さんは今・・・

 

 

時代の中で期待される分野とは


(篠田吉央アナウンサー)
120年という節目を迎えられ、今後、この学園を次の時代にどう繋げていこうとお考えですか。」

(就実学園 西井泰彦理事長)
「こども園、それから小学校、中学校、高校に短大、大学。日本で大学600校ぐらいありますけど、この全部の学種をそろえる私立学校というのは、数十校しかありません。つまり、どこか抜けてるんですけれども、うちは全部つくってきた。全分野の学齢人口に対応する学校教育部門をつくってきたというのが歴史となっています。120周年ということで、時代の中で高等教育の期待される分野はどのようなものがあるのかと考えながら、色々展開しますが、大学に対しては高度の専門職業人をつくるのか、いわゆる一般的な社会人として、基礎力を持った人間をつくるのか、色々な所に目標が設定されています。」

AIが進む今こそ対人能力に注目“心理学部”設立へ

(就実学園 西井泰彦理事長)
私が特に思っているのは、これからAIや色々な機械がさらに充実され展開してくると、機械を使って代替される職業では職業人養成してもやっていけなくなる。では、AIが進んでも必要なものは何かというところに注目いたしまして、心、人間の心、あるいは対人関係、人間コミュニケーション力を含めて、そういうところをしっかり学び、実践できるあるいは対応できる人材ということで、心理学部をつくることにいたしました。一方で、短期大学にあっては、ここ23年非常に志願者が減ってきて、やはり主力は4年制大学に移すべきではないかという判断があって、心理学部をつくると同時に、大学の教育学部を解消して短大の幼児教育科を受け入れる体制で拡充をするという方向に決断をしました。今後とも既存の学部の見直しもしたいと思っているし、新しい学部学科の構想案も可能な限り検討していきたいと思っております。

(篠田吉央アナウンサー)
「強みや経験を生かして変化に対応していくということなんですかね。」

(就実学園 西井泰彦理事長)
「そうですね。」