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やまと(すし遊館)・髙橋栄二社長【後編】

2024.06.10

やまと(すし遊館)・髙橋栄二社長『創業から手握り…五感を通じて味わう寿司』



手握りにこだわる回転寿司「すし遊館」を中四国に展開している、「株式会社やまと」の 高橋栄二社長です。

高橋さんの転機は2020年。コロナ禍で、社長就任とともに15年ぶりに新店舗を開店。
危機を乗り越えたコネクター高橋さんは今・・・

職人が目の前で握る…味だけではない付加価値

(篠田吉央アナウンサー)
「店舗に来るからこその魅力って、どんなところを作っていくんですか。」

(やまと 髙橋栄二社長)
「“美味しい”以外、すべてだと思っているんですけれども。この食材は誰がどういうふうに、どんな気持ちで育てて、どんなものなのかというのを、やっぱりこだわっていないといけない。それを我々の飲食店に来たときに、お客さんがどう楽しんで頂けるのか。飲食店がそれをさらに、プラスに付加価値をつけていくんですよね。
うちは幸い創業から、職人がネタをさばいて手握りでやっています。そういった『素晴らしい食材を、人が真心を込めて作る』ということをやってきた。でも、それだけでは幾ら言ってもなかなか伝わらないので、見てもらった方が早い。
シャリを炊くところだったり、ネタを切って魚をさばいたりとか、もちろん握るところを、すべてこの回転レーンの中に入れて、お客さまがそれを見ながら、職人の動きを見ながらお寿司を楽しんでいただける…まずそこが根幹。いわゆる“五感を通じてお寿司を体験できる”というお店を作った。それは決して自宅では体験できないわけですよ。お店に来たからこそ、体験できると。
目の前で職人が握って『どうぞ』って、握りたてで出してもらったら、自宅で食べるより何倍もおいしいじゃないですか。それがやはり付加価値となる。まず一つの付加価値として、そういうものをお客様にどんどん伝えていくという取り組みを進めていきました。」

 

“地域の役に立つ店”こそ“永続する店”

(篠田吉央アナウンサー)
「今後、こんなふうな店作りをしていきたいとか、こんなことを目指したいってありますか?」

(やまと 髙橋栄二社長)
「この『すし遊館』があることで、何かの役に立っている。例えば、地域の皆様の役に立っているとか、“このお店がなくなったら、みんな困りますよ”というお店。働く人も、お客さまも、地域の人も、世の中もそう…となると永続するお店、会社ができる。最終的に会社を永続していくという意味では、“地域の役に立つ”というところを根幹に進めていく。そこをまずベースとして、そこから何ができるのかというのを考えて、未来に向けてやっていきたいと思っています。」


(篠田吉央アナウンサー)
「つまり、店舗の運営を通じて生産者も消費者もみんながつながってコネクトして、その循環の中でまた発展していくということなんですね。」

(やまと 髙橋栄二社長)
「はい。」