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クラブン・伊澤正信(ジョージ伊澤)社長【前編】

2024.06.17

クラブン・伊澤正信(ジョージ伊澤)社長『1995年うさぎや開設』


今回は「クラブン株式会社」の 伊澤社長です。
オフィス文具・事務用品を供給するサプライヤーであり、
一方で、岡山市・倉敷市・広島県福山市に郊外型の大型文具店「うさぎや」を展開しています。

転機の年…1995年アメリカで見た大型文具店を日本でも

(篠田吉央アナウンサー)
「では転機となった年を教えてください。」

(クラブン 伊澤正信社長)
「はい。1995年、『うさぎや』開設です。」


阪神淡路大震災で明けた1995年。ウインドウズ95が発売。エリア内では「倉敷チボリ公園」が着工しました。


(篠田吉央アナウンサー)
「1995年、『うさぎや』の開設ということなんですけど、『うさぎや』というと、郊外にある大型の文具店ということなんですよね。」

(クラブン 伊澤正信社長)
「車でパッと来て、パッと買って、パッと帰れる。そういうお店を作りたかったんです。」

(篠田吉央アナウンサー)
「それまでは、そういった業態の店舗というのは無かったんですか。」

(クラブン 伊澤正信社長)
「2軒ほどはありましたかね。三重県の方と宮崎県にあって、見に行ったんだけれども。それは倉庫を改装したようなお店で、僕がやるのはそんなもんじゃないと。アメリカに1980年代に行ってね。見たら凄いお店が文具店であるわけよ。こりゃ日本でも、これをしなければいけないなと思って。今ある『うさぎや』を、あのような形で作ったわけです。」

 

“文房具だけでは客は来ない”猛反対から一転…

(クラブン 伊澤正信社長)
「物凄い反対があってね。というのは、『文房具だけで人は集まらへん』と。だから『CDとか本を一緒にやったらどうですか。じゃないと絶対いきませんで』と言うのはメーカーの人もそうだし、うちの社員がみんな反対して。でも、僕はしたかったんよ。うまく行くか、行かんじゃなくて、“やりたい”気持ちがもう強くて。
ところがね、オープンする何日か前にね夢を見てね。誰も来ないのよ、お客さんが。」

(篠田吉央アナウンサー)
「夢の中で?」

(クラブン 伊澤正信社長)
「夢の中で。『えらいことしてしまった!』と、目が覚めてね。そんなこともありました。
で、オープンしたら何のことはない。もう激しいお客さん来られて。3回涙しましたから、あのオープンの期間で。こんなに人が来てくれるのかみたいな。」

『うさぎや』が企業イメージアップに寄与

(クラブン 伊澤正信社長)
「それからもう1個加えて言えばね。リクルートの面でも、ものすごく「うさぎや」が寄与してくれた。身近でしょ、学生から見たらね。『小さい時からうさぎやに行っていました』と。そんな人がものすごく多いのよ。だから印象がものすごくいいわけよ。そういうようなことで利益だけではなくて、企業イメージというか。それにも大変『うさぎや』は寄与してきたなと思って。そういう意味で『クラブン』にとっては『うさぎや』が大きなターニングポイントかなと思います。」

(篠田吉央アナウンサー)
「事業の拡大じゃなくて会社自体を活性化させていく。リクルートの面にもコネクトしていたわけなんですね。」