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西日本豪雨を乗り越え急成長!真備町の高校生スイマーを支えたもの

2020.07.17

西日本豪雨を乗り越え急成長!真備町の高校生スイマーを支えたもの

(三宅琉暉選手)
「2年というと長く感じるが、今考えてみると色々あったが充実した2年だった。」

倉敷市真備町に住む三宅琉暉(みやけるき)選手15歳。西日本豪雨から2年が経ち高校1年生になりました。逆境にも歩みを止めず、ひたむきに泳ぎ続けてきたこの2年間は特別なものでした。

逆境を力に変えて!地元開催の全国大会に初出場

おととし7月。真備東中学2年だった三宅選手は、地元・倉敷市で開催される全国中学校体育大会への出場を目指していました。その岡山県予選を1週間後に控えたその時、豪雨に見舞われました。

(母・優子さん)
「1階はほぼ全部。キッチンもつかった。」

(三宅琉暉選手)
「ショックだった。家がつかっているとは思わなくて…。見た時は涙が出そうだった。」

自宅だけでなく水着まで失いましたが、それでも県予選の出場は諦めませんでした。400m自由形決勝。三宅選手は1つ年上の選手を相手に頭一つ遅れをとります。しかしラスト50mで驚異的なスパートを見せ最後はタッチの差に―。結果は0.02秒差で勝利!!初めて全中切符をつかみ取りました。

(三宅琉暉選手)
「被災したみんなに元気を与えたかった。」

その姿勢は学校生活でも。三宅選手はクラスの学級委員に立候補しました。

(三宅琉暉選手)
「クラスのみんなのために、自分ができることをしようと思った。」

そこにあったのはどこか頼もしい顔をした三宅選手の姿でした。

持ち前のスピードに磨きをかけ全国区のスイマーへと急成長

去年5月。仮住まいから約10か月ぶりに真備町の自宅に戻ってきました。少しずつ日常を取り戻し、より気が引き締まったという三宅選手。競技でも持ち前のスピードに磨きをかけ、自由形の短距離3種目で岡山県中学記録を更新。2年連続で出場した全中では2種目で決勝に進出!実力は全国レベルに達しました。

2年前から変わらない思い「水泳で真備町に元気を」

三宅選手はこの春、真備東中学校を卒業し総社高校に入学しました。県外の強豪校から声もかかりましたが、選んだのは自宅から通える高校でした。

(三宅琉暉選手)
「水泳で良い成績を出して地元の人に貢献したい。それが県内に残った一番の理由。」

今シーズンは新型コロナの影響で十分に練習できない時期もありましたが、今月5日から本格的に練習を再開。大会はほとんどが中止となりましたが、気を緩めることなく水泳に情熱を傾けています。〝あの豪雨を経験したから今の自分がある―〟西日本豪雨から2年、その目はすでに新たな目標を見据えています。

(三宅琉暉選手)
「日本代表選手を目指したいし、勉強なども頑張りながら学校生活も楽しみたい。」
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