旬の魚の入荷状況はほぼ平年通りだとか。


なかでも強烈な存在感を放っていたのが、



太いものは大人の腕くらいあるハモ。
性格は獰猛で、鋭く尖った歯も獰猛・・・。




ゴム長靴に穴を開けることもあるのだとか。
噛まれたら大ケガです。


セリ落としたばかりの新鮮な魚を
調理して下さるのは・・・？






岡山市南区築港栄町にあるスーパー、
「ニューこうなん」の鮮魚コーナーで
包丁をふるう渡辺行吉さん（82）。



渡辺鮮魚店の会長にして、現在は
「岡山県お魚普及協会」の顧問として
魚介料理の普及にも尽力しておられます。

15歳の時にこの業界に入り、
魚をさばいて60有余年。
皮１枚を残して無数の細かい骨を
素早く断ち切っていきます。
仕上がったのが「ハモの湯引き」。





表面をあぶると香ばしくなります。
定番の梅肉や酢味噌で頂きます。
包丁で切れ目を入れた部分の舌触りや
程よい弾力を楽しんで下さい。

イシモチダイともテンジクダイとも
ネブトとも呼ばれています。
大人の親指程の大きさの小魚。



頭を取り除いて水分を拭き取り、
片栗粉をまぶして180度以上の油で揚げ
塩をパラパラと。



口に運ぶ手が止まらなくなります！

特徴的なフォルムとメタリックシルバーが
印象的なマナガツオ。

真っ白で美しいお刺身は
まったりとした柔らかい食感と
コリコリした食感の両方を満喫できます！



このコーナーで紹介しようとしたのは
お刺身だけだったのですが、
「魚の達人」渡辺行吉さんがサクッと
調理してスタッフに出して下さったのが
なんと、マナガツオのアラのから揚げ！
作り方は先ほどのネブトのから揚げと同じ。
こちらもビールのおつまみに最高なんだとか！




身も柔らかいし、骨も柔らかいんです。
あまりにも美味しかったので
急遽番組でも紹介することにしました。

マナガツオのアラはあまり売ってないかも
しれませんが、簡単なのでぜひ！
渡辺さん、いつまでもお元気で、
美味しい魚料理をみんなに教えて下さいね！