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親子でコメ作り…西日本豪雨の被災から3度目の稲刈り【岡山・倉敷市】

2020.10.12

親子でコメ作り…西日本豪雨の被災から3度目の稲刈り【岡山・倉敷市】

実りの秋です。西日本豪雨の被災地倉敷市真備町では、被災から3度目の稲刈りの季節を迎えました。自宅を再建し真備町に戻ってきた男性は、親子でコメ作りを続けています。

豪雨被害から3度目の稲刈りです。

この春、町外のみなし仮設住宅から真備町に戻った福島和雄さんです。結婚して町外に住む長男・元気さんも手伝いにやってきました。

(福島和雄さん(60))
「コメそのものは悪くなさそうな気がする」

(福島元気さん(36))
「楽しみ、どんな味するだろうなって」

【豪雨被害に負けずに生長を続けたイネ】
【福島さんがコメ作りを諦めることはなかった】
【福島さんの姿に背中を押された長男元気さん】
【元気さんは田んぼを手伝うように…】

被災した年の収穫量はそれまでの半分でした。
2019年は8割にまで回復。しかし2020年は…、

「茶色く枯れたようになる」
「茎にウンカがついて水分吸うからすぐ枯れてしまう」

害虫の影響で、例年の7割ほどと見込んでいます。

(福島和雄さん)
「これが終わってまた来年の田植えの前になるとたいぎじゃなとか色々あるけど、やったら楽しい」

(福島元気さん)
「ここのコメはやっぱり食べたいなと思っている」

いつもの光景が戻ってきた被災地の秋です。