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2020.10.21

大きな争点の1つ…西日本豪雨からの復旧・復興と防災 シリーズ岡山県知事選挙【岡山】

岡山県知事選挙の争点についてシリーズでお伝えしています。2回目の10月21日は西日本豪雨からの復旧・復興と防災です。

基礎だけが残った区画が目立つようになりました。

西日本豪雨後、最も早く開設された倉敷市船穂町の柳井原仮設団地。入居者が減少し、空いた住居の撤去が9月から進められています。

(住民の男性)
「段々と空いている所が減っていく。自立して出ていかれているから焦りはありますね」

(新田俊介記者)
「被災者の生活再建が進んでいるのも事実ですが、一方で、この団地では今も9世帯の方が住んでいるのも事実。被災者の支援は引き続き大きな課題となっています」

岡山県によりますと、9月末の時点で仮設住宅での生活を余儀なくされている人は1822人。その多くが住宅再建のメドが立っていないなどとして原則2年とされる仮設住宅の入居期限延長を認められています。

一方、県が管理する河川の復旧工事の進捗率は73.7%で、真備町で決壊した3つの川などでは堤防のかさ上げなど改良工事が進められています。

(住民)
「復興が進むようにお願いしたい」

県の施策に関する2020年の県民満足度調査では、防災について重視すべきだと答えた人が77.7%でした。この数字は2019年の約2.5倍で、県民の関心の高さが伺えます。今回の知事選に立候補したのは届け出順に新人で共産党県委員会副委員長の森脇久紀さんと、現職で3回目の当選を目指す伊原木隆太さんのいずれも無所属の2人。

選挙戦では災害対応について舌戦が繰り広げられています。

(森脇久紀候補 57)
「今も2000人近い人が自宅に戻りたくても戻れない。被災者再建支援の制度があまりにも乏しい、ここに大きな原因があると思うんです。私は復興のための県の支援もしっかりと行いながら同時に被災者の方の生活や仕事をしっかり支援する、そんな取り組みも拡充していきたい」

(伊原木隆太候補 54)
「たまたま今回被害が出なかったけれども本当に危なかった、あと10センチ、5センチ水位が高かったら全部浸かっていたという所が何ヵ所も分かっている。そういう所の手当てをしているところなんです。2年前の水害でそれぞれの地域の脆弱さが分かってきた。そこをきちんと手当てしてより災害に強い岡山にしよう」

倉敷市の柳井原仮設団地から撤去された住居は今、2020年7月の豪雨で被災した熊本県球磨村で使われています。繰り返す災害にどう向き合うのか。

10月25日投票の岡山県知事選挙は私たちの地域を守るリーダーを選ぶ選挙です。
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