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西日本豪雨を教訓に…災害ごみを一時的に搬入する仮置き場の設置訓練【岡山・笠岡市】

2020.11.26

西日本豪雨を教訓に…災害ごみを一時的に搬入する仮置き場の設置訓練【岡山・笠岡市】

災害で出たごみを一時的に搬入する仮置き場の設置訓練が笠岡市で行われました。2018年の西日本豪雨で道路脇にごみが山積みになった教訓を生かします。

笠岡市で行われた災害ごみの仮置き場の設置・運営訓練です。

県や産業廃棄物協会のほか各市町村の担当者ら約150人が参加し、設置の手順などを確認しました。訓練のきっかけは2018年の西日本豪雨です。

災害ごみの処理は市町村が担いますが、被害が大きいほど対応が追いつかない現状があります。倉敷市真備町では仮置き場の設置が遅れ行き場を失った災害ごみの山が至る所にできました。

訓練はこうした課題を解決するために初めて行われたもので、関係機関の連携強化や処理を担う市町村に理解を深めてもらうのが狙いです。

(岡山県循環型社会推進課遠藤圭一課長)
「真備町では道路わきに廃棄物が積み上げられた。あれでは復旧・復興が遅れてしまう。産廃協会と協定を結んでいる県もバックアップしていきたい」

県では訓練内容や課題を市町村と共有するほか、今後も訓練を継続し災害の発生に備えたいとしています。