ヒトデや小さな貝殻、そして、海ゴミなどもたくさん混ざってはいるのですが、その中から食べられそうなものを選り分けていきます。これがまるで宝探し！





午前7時から正午まで、30分間隔で網を上げます。合計10回。多過ぎて数えてはいませんが、参加者10人に1人数匹ずつのワタリガニが行き渡る程、大漁でした（写真は一部）！









60cmオーバーのヒラメ！顔のアップはけっこうグロいですね・・・。

「おおっ！ワタリガニ！デカいなあ!!」などと年甲斐もなくはしゃぎながら「宝」の山をかき分けていたその時でした！突然、私の視界が真っ暗に！同時に顔面全体に、何かしぶきを浴びたような感触が・・・。口にも何か飛び込んできた！一瞬の沈黙の後、いっしょに宝探しをしていた複数人のおじさん達から大きな笑い声が！



なんと、コウイカ（イカの一種）が勢い良く発射した真っ黒なスミが、私の顔面を直撃したのです。ブヘエ～！口に入ったイカスミを首巻きタオルでぬぐいます。手元に茹でパスタがあったら口に放り込んで即席イカスミパスタにしたのに。



私のことを敵だと認識し、攻撃してきたのでしょう。見事に命中して「してやったり！」とほくそ笑んでいるのでしょうか？コウイカの表情はヌルッとしたままで、その真意をうかがい知ることはできませんでした。しかし、どうでしょう。複数の人がいる中で私の、しかも顔面にヒットするなんて。これがロケだったら、ヒジョ～に「おいしい映像」になるのですが。。。カメラが回っていないなんて悔しい！

カメラが回っていなかった悔しさを忘れまい！と、顔のイカスミをしばらく放置したまま底引き網漁を楽しみました。大漁です！









拭けよ！


漁が終わり港に戻ると、船の上で昼ご飯。漁師さんが豪快な漁師飯を作ってくれていました。カニのエキスがたっぷりと染み込んだ、具だくさんのカニ飯に・・・、



こちらも濃厚なカニみそが溶け出した味噌汁・・・、



さらに、身の弾力がブリンッブリンの煮魚！



穏やかな波に揺られながら頂く野趣あふれる漁師飯は格別でした！さらに自宅で調理した「茹でワタリガニ」！



歯ごたえと甘みがしっかり感じられる、チヌとヒラメの刺身！




料理に舌鼓を打っていたら、イカスミを浴びた瞬間にカメラが回っていなかった悔しさは忘れていました。