OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
誰も取り残さない 生徒の居場所…夜間中学開校へ検討委始動【香川・三豊市】

2021.03.26

誰も取り残さない 生徒の居場所…夜間中学開校へ検討委始動【香川・三豊市】

2022年4月に香川県初の夜間中学設置を決めた三豊市は、検討会を立ち上げました。目指すのは誰も取り残さない生徒の居場所です。

(三豊市 山下昭史市長)
「一生懸命手を差し伸べるけれどもこの指からこぼれ落ちる子がいます、何としても夜間中学をそういう子たちの居場所にしてあげたい。」

検討会は、夜間中学の元校長や行政の担当者ら13人で構成します。

協議するテーマは、設置場所や運営方法はもちろん、目指す学校像や学びの方向性など多岐にわたります。

公立の夜間中学は全国に34校ありますが、ほとんどが小規模校で8割の生徒が外国人です。三豊市でもニーズの多くが工場で働く外国人で、日本語への対応も検討課題のひとつです。

残された時間は1年、地域のニーズにあった夜間中学を目指してスピード感を持った議論が求められます。

(検討委委員長 岡田敏之・同志社大)
「生徒主体になるような学校づくりをいかにしていくかが大事、一人でも取り残さないというような学校づくり行政を目指して頂きたい。」

検討会は9月中には報告書をまとめ、市の教育委員会に提出することにしています。