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春を彩る雛めぐりの会場に3年ぶりに復活

2021.03.05

春を彩る雛めぐりの会場に3年ぶりに復活

豪華な段飾りや張り子、ちりめん細工など、さまざまな年代のひな人形がまちを彩る「倉敷雛(ひな)めぐり」。
18回目となる今年は、市内5つのエリアの約300カ所で開催されています。

そのエリアの1つとして今年、3年ぶりに復活したのが真備町です。
例年会場となっていた「マービーふれあいセンター」が西日本豪雨で被災して使用できなくなったことなどから、
ここ2年は参加できませんでした。
その間、地区の内外から多くの開催を望む声が上がり、
住民有志が岡田地区の横溝正史疎開宅での復活開催を決めたのです。

「住民は散り散りばらばらになっているけど、雛めぐりがみんなの集まる機会になるし、
地域のみんなで盛り上げたい」。

横溝正史疎開宅を管理する浅野昭江さんは、復活への思いをこう語ります。

今年展示されたのは、ひな人形が真備町特産の竹の舟に座る「竹舟雛」や「つるし雛」などさまざま。
住民が一つ一つ手作りしたものです。

倉敷雛めぐりの会期は3月7日(日)までですが、真備町の展示は4月3日(土)までと、少し長く楽しめます。
子どもの健やかな成長と復興への思いを込めたひな人形と出会いに、春の真備町を訪れてみてはいかがでしょうか。

執筆:中島 悠希(OHK報道部)
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