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停電で138回分のワクチンが使用不可に…笠岡市の高齢者施設でワクチン廃棄処分【岡山・笠岡市】

2021.06.01

停電で138回分のワクチンが使用不可に…笠岡市の高齢者施設でワクチン廃棄処分【岡山・笠岡市】

笠岡市の高齢者福祉施設で、新型コロナウイルスのワクチン138回分が使用できない状態になり廃棄されることになりました。

(笠岡市 小林嘉文市長)
「貴重なワクチンを廃棄することになり、ワクチン接種を待っている市民に心から深くお詫び申し上げます」

笠岡市によりますと、廃棄されるのは市内の高齢者福祉施設で入所者や職員などに接種されるはずだった138回分のワクチンです。

施設は、5月30日、午後1時半から1時間、電気設備の点検のため停電しました。

ファイザー社製のワクチンは低温での保管が必要ですが、停電によりワクチンを保管していた冷凍庫と冷蔵庫が停止し、温度が上昇したため使えなくなったということです。

市は、施設の担当者から詳しく事情を聞くとともに、他の施設などに対しワクチン管理の徹底を指導するとともに代わりのワクチンを手配することにしています。