2021.07.08
太陽光パネルの下でシイタケ栽培!?耕作放棄地で挑む一石二鳥の新しい農業【岡山・玉野市】
太陽光パネルの敷地を利用したシイタケの栽培が、玉野市で行われています。
農業収入と売電収入が見込め、安定収入につながる新しい農業の形として注目を集めそうです。
広さ約1000平方メートル。180枚の太陽光パネルが並んでいるのは、かつては田んぼだった耕作放棄地です。
約3メートルの高さにパネルが設置されていて、その下の空間が遮光ネットで囲まれています。
中にあるのは、シイタケの菌を打ち込んだ原木、約4000本です。
(ネクストイノベーション 大塚健夫さん)
「この発電所は、閉鎖型の構造をもっていて、農業用ハウスと同等に使える」
太陽光パネルと農業用地の有効活用に取り組んでいるのは、玉野市の企業、ネクストイノベーションです。
2014年から試験的に始め、2021年3月、東京の新電力の会社と協力して、この施設を完成させ、本格稼働を始めました。
発電出力は約50キロワット。一般家庭20軒分をまかなえ、発電した電力は中国電力に売却します。
シイタケは日陰と湿気を好むことから、太陽光パネルの日陰が栽培に適していて、ハウスの隙間からしたたる雨水や、ハウスの側面を開け閉めすることで、自然に近い状態で栽培できます。
年間で約1700キロを栽培し、2021年12月頃から出荷する予定です。
(ネクストイノベーション 大塚健夫さん)
「収益面では農業収入と売電収入の2つが得られることになる。この事業を通じて今後の農家に明るい未来を創っていこうと思う」
ネクストイノベーションでは、ハウスの素材をビニールやネットに変更することで、イチジクやブドウなど、果物の栽培にも取り組んでいきたいとしています。
農業収入と売電収入が見込め、安定収入につながる新しい農業の形として注目を集めそうです。
広さ約1000平方メートル。180枚の太陽光パネルが並んでいるのは、かつては田んぼだった耕作放棄地です。
約3メートルの高さにパネルが設置されていて、その下の空間が遮光ネットで囲まれています。
中にあるのは、シイタケの菌を打ち込んだ原木、約4000本です。
(ネクストイノベーション 大塚健夫さん)
「この発電所は、閉鎖型の構造をもっていて、農業用ハウスと同等に使える」
太陽光パネルと農業用地の有効活用に取り組んでいるのは、玉野市の企業、ネクストイノベーションです。
2014年から試験的に始め、2021年3月、東京の新電力の会社と協力して、この施設を完成させ、本格稼働を始めました。
発電出力は約50キロワット。一般家庭20軒分をまかなえ、発電した電力は中国電力に売却します。
シイタケは日陰と湿気を好むことから、太陽光パネルの日陰が栽培に適していて、ハウスの隙間からしたたる雨水や、ハウスの側面を開け閉めすることで、自然に近い状態で栽培できます。
年間で約1700キロを栽培し、2021年12月頃から出荷する予定です。
(ネクストイノベーション 大塚健夫さん)
「収益面では農業収入と売電収入の2つが得られることになる。この事業を通じて今後の農家に明るい未来を創っていこうと思う」
ネクストイノベーションでは、ハウスの素材をビニールやネットに変更することで、イチジクやブドウなど、果物の栽培にも取り組んでいきたいとしています。