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アクセルとブレーキを…車の“踏み間違い”事故 絶えない理由は?若い世代も他人事ではない【岡山】

2021.11.22

アクセルとブレーキを…車の“踏み間違い”事故 絶えない理由は?若い世代も他人事ではない【岡山】

全国で相次ぐブレーキとアクセルの踏み間違いによる交通事故。11月、岡山県でも死亡事故が発生しています。

なぜ事故が絶えないのか、その理由は運転手の「気持ちの焦り」にありました。

11月17日、大阪府のスーパーマーケットに車が突っ込み、3人が死傷しました。運転していたのは89歳の男性。ブレーキとアクセルを複数回、踏み間違えたとみられています。

岡山県でも2021年、踏み間違いによる人身事故は32件発生し、11月に入ってからは死者も出ています。なぜ、こうした事故は絶えないのでしょうか。

(岡山県警本部 交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「共通して言えるのは運転手が慌ててしまっている。ぼんやり運転していて前の車に接近しすぎて慌ててブレーキを踏もうとして踏み間違えてしまう。」

このほか、駐車する際に安全確認やハンドル操作など複数の作業を同時に行っている時。車や壁にぶつかるなど小さな事故をして焦ってしまい、第2の大きな事故を起こしてしまうケースが多いといいます。

また、岡山県内の踏み間違い事故のうち、65歳以上のドライバーによるものは全体の37.5%。若い世代も決してひとごとではありません。

(岡山県警本部 交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「高齢者に限らず、全世代運転に集中してよく安全を確認しながら1つ1つ操作を確実に、パニックにならないように運転してほしい。」

年末年始に向けて何かと気ぜわしくなり、帰省などで交通量が増える時期。自分の運転技術を過信せず、改めて安全意識の徹底が必要です。