１９９５年４月、倉敷市で住宅が全焼し、頭部のない夫婦の遺体が見つかった殺人・放火事件は未解決事件のまま、４月２７日で２９年を迎えます。警察は２６日朝、事件現場周辺で情報提供を呼びかけました。

「情報提供お願いします」

倉敷市のＪＲ児島駅と上の町駅では、２６日朝、児島警察署の警察官ら１３人が、駅の利用者に事件の概要や通報先が記されたチラシなどを配り、情報提供を呼びかけました。

この事件は、１９９５年４月２８日の未明、倉敷市児島上の町の農業、角南春彦さんの住宅が全焼し、焼け跡から角南さんと妻の翠さんの頭部のない遺体が見つかったものです。

２０１０年に殺人事件の時効が撤廃され、警察は現在も捜査を続けていて、これまでに延べ１８万人を動員し捜査してきましたが、事件は未解決のままです。

事件発生から２７日で２９年が経過し、２０２３年度に警察に寄せられた情報はわずか５件にとどまっています。

（児島警察署　嘉数雄教刑事官）
「一つの情報提供が事件解決の糸口となる。どのような些細な情報でもいい。秘密は厳守するので情報提供をよろしくお願いします」

警察は、児島警察署（０８６－４７３－０１１０）で情報提供を受け付けています。