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2021.11.29

クリスマスケーキに暗い影 原油価格高騰+肥料も…値上がりの危機【岡山・鏡野町】

クリスマスケーキなどでこれから需要が高まるイチゴ。実は今、その生産に世界的な原油価格高騰が大きく影響しています。岡山県北の生産者を取材しました。

収穫のシーズンを迎え、ハウスの中にはイチゴが鈴なりに実っています。

毎年、約7.5トンのイチゴを生産する岡山県鏡野町の小竹ファームです。

(生本ひなの記者)
「この甘くて美味しいイチゴが、いま値上がりの危機なんです」

その訳は、イチゴの栽培で肝心な温度管理にありました。

(小竹ファーム 小竹暁さん)
「7℃を下回るとこの暖房機が動いて、温かい空気がこのダクト(管)を通ってハウス全体に行くようになっている」

農園を経営する小竹さんによりますと、11月下旬から3月頃にかけて、暖房機でハウスの中や土の温度を調節しますが、原油価格の高騰に伴い、燃料の仕入れ値が2020年と比べ2割程度上がっているということです。

また、12月からは石油に由来する肥料も値上げされ、さらに厳しい状況が見込まれます。

(小竹ファーム 小竹暁さん)
「シーズンを通して80万円くらい かかっている。燃料費が2割くらい上がると、それが2割増しになるので大変」

イチゴは、地元の直売所やケーキ店などに出荷していて、需要のピークと燃料の値上げが重なりました。

(小竹ファーム 小竹暁さん)
「イチゴの値段をできるだけ上げないように、我慢していきたいと今は思っているが、この先の重油の値段次第で、上げる可能性もあるかもしれない。とにかく春までイチゴの生育の事だけを考えてやっていくしかない」

クリスマスや年末年始まで約1ヵ月。生産者も消費者も気をもむ日々となりそうです。