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2022.02.16

浜田知事の3期12年は「うどん県・アート県・新型コロナ対策」 次のリーダーに迫る課題と新戦略【香川】

浜田知事はこれまで瀬戸内国際芸術祭など観光振興を通して地域経済の活性化に力を入れてきました。

そのキーワードは、「うどん県」と「アート県」でした。

地元出身の俳優を使い香川県と讃岐うどんの知名度を全国区に引き上げた「うどん県」PRプロジェクト。観光客を呼び込むきっかけとなりました。

(香川県 浜田恵造知事)
「春の訪れとともに瀬戸内国際芸術祭が始まります。」

2010年に始めた瀬戸内国際芸術祭では、島とアートの魅力を世界に発信し、「アート県」の地位を確立しました。そして高松空港に海外路線を誘致し、インバウンドの増加につなげました。

2017年には豊島の産業廃棄物問題で、廃棄物の無害化を完了。環境保全の大切さを世界に発信しました。

(香川県 浜田恵造知事)
「日中を含めた外出移動を自粛するよう協力をお願いする。」

この2年はコロナ対策を最前線で指揮しましたが、観光産業が大きなダメージを受け、回復の兆しは見えていません。

半年余りの残りの任期でコロナ収束に全力を投じますが、次のリーダーには多くの課題が引き継がれそうです。

(前川裕喜記者)
「浜田知事が退任を表明したことで、2022年夏の知事選に向けて各政党では候補者選びが本格化します。新しいリーダーにはアフターコロナを見据えた戦略と地方の大命題と言える人口減少を食い止める新たな戦略が求められています。」