６月２２日は、７７年前にアメリカ軍の攻撃で１１人が犠牲になった水島空襲の日です。倉敷市の公園では平和を願って鐘が鳴らされました。

（平和の鐘の音）
「カーン！カーン！」

朝の公園に鐘の音が鳴り響きました。水島空襲は、７７年前の１９４５年６月２２日の朝、当時の三菱重工水島航空機製作所がアメリカ軍のＢ２９に爆撃され、１１人が死亡、４６人が重軽傷を負いました。

倉敷市の水島緑地福田公園では、近くの住民や広島、長崎の被爆者ら約５０人が集まり、水島空襲のあった午前８時３６分にあわせて平和の鐘を鳴らすとともに、１分間の黙とうをしました。

（鐘を鳴らした野田清敏さん（８６））
「空襲で亡くなった人のご冥福を祈り、鐘をついた。平和の尊さを若い人たちにもずっと生きている限り、伝えていきたい」

（参列者は…）
「（ウクライナの）子供たちが逃げまどっているのを見るとぐ涙が出る。自分を思い出して。もう絶対、平和は大事」

ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが連日報道される中、参列者は、平和への祈りをささげていました。