２０２２年度で９３年の歴史に幕を閉じる津山市の作陽高校で、最後の卒業式が行われました。

４月に倉敷市に移転することから、津山市では最後の卒業式となった作陽高校。マスクの着用は生徒の判断に任せられていましたが、卒業生１６９人全員がマスクを着用して式に臨みました。

式では野村雅之校長が、「自らを成長させ、人を敬い、開拓精神を持って実社会に臨んでもらいたい」と挨拶しました。これに対し、卒業生を代表して谷本拳己さんが、「どんな大きな壁にぶつかったとしても、『念願は人格を決定す　継続は力なり』の校訓を胸に一歩ずつ進んでいきたい」と答辞を述べました。

（卒業生と保護者は…）
「楽しいことだけでなく、悔しいこともあった」
「同じ仲間とサッカーや勉強できて、両立した中で充実した３年だった」
「コロナもあっていろんな心配したが、今のコメント聞いて、立派になったと感じた」

作陽高校は、４月１７日から倉敷市に移転し、作陽学園高校として新たなスタートを切ります。