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2024.08.02

恐竜研究の発展につながる発見…岡山理科大学が大型恐竜の足跡の化石発掘【岡山】

恐竜研究の発展につながる新たな発見です。岡山理科大学は、2024年6月にモンゴルのゴビ砂漠で行った発掘調査で新たに大型恐竜の足跡の化石を発掘したと発表しました。岡山理科大学恐竜学博物館の石垣忍館長らが8月2日に会見し、成果を報告しました。

(岡山理科大学 恐竜学博物館 石垣忍館長)
「大型の足跡でちゃんとつながって3つ以上あれば速度や歩き方などを解析できる。そういった形で(化石が)出てきたのが一番のポイント」

発掘調査は岡山理科大学とモンゴルの研究所でつくる共同調査隊が2024年6月に約2週間、ゴビ砂漠西部で行ったものです。約7000万年前の白亜紀末期の地層から大型植物食恐竜の一連の足跡の化石、6本を発掘しました。

このうち、幅92センチの足跡が3つ連なっているものはティラノサウルスよりも大きい大型のサウロロフスのものと推定され、個体の全長は15メートルを超えると考えられています。

今回の調査では、13個続く、幅85センチの大型のサウロロフスのものと推定される足跡の化石も発掘されていて、幅80センチ以上の足跡が連続して残っている例は世界的にも珍しいということです。

(岡山理科大学 恐竜学博物館 石垣忍館長)
「(ゴビ砂漠に)行けば行くほど発見がある。ゴビの神様は優しい」

岡山理科大学では8月3日から発掘された足跡の実物大のレプリカが一般公開されます。