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2024.08.03

正倉院の宝物を4年の歳月をかけ復元 貴重な古代ガラスの再現に成功した成果を紹介【岡山・高梁市】

古代オリエントのガラス製品や国宝などの貴重な文化財となっている古代ガラスの復元の成果などを紹介する企画展が高梁市の美術館で開かれています。

この企画展は、倉敷芸術大学の主任技術員でガラス工芸家の迫田岳臣さんが、貴重な古代ガラスの復元に成功した11件についてパネルや資料で紹介しています。

このうち正倉院の宝物では、魚の形をした瑠璃魚形やものさしをかたどった瑠璃小尺を4年の歳月をかけて色やガラス内部の気泡まで忠実に再現した様子が展示されています。
このほか戦国時代の遺跡から発掘されたガラスの断片から皿や容器を再現した様子など貴重な文化財の復元に成功した記録が紹介されています。

(高梁市成羽美術館広報 難波妙子学芸員)
「現代に(古代ガラスを)復元させてみることで古代の方々の持っていた技術のすばらしさ、技術の高さをあらためて実感することができるのでぜひそのあたりも味わってもらいたい」

この企画展は、高梁市成羽美術館で9月23日まで開催されています。