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2024.09.18

裁判所で上司からパワハラと主張…男性書記官(50代)が国に損害賠償求め提訴【岡山】

岡山県内の裁判所に勤める50代の男性書記官が、上司から繰り返しパワハラを受けたとして、国に対し330万円の損害賠償を求め、提訴したことが分かりました。

訴えなどによりますと、県内の裁判所に勤める50代の男性書記官は、2023年4月から6月にかけて、上司から大声で叱責を受けたり、書類を机に叩きつけられたほか、能力や人格を否定する発言をされるなど、繰り返しパワハラを受けたとして、国に330万円の損害賠償を求めています。

男性は、うつ状態と適応障害の診断を受けて2023年6月から3カ月間休職。復帰後は、別の裁判所への異動を希望しましたが認められなかったということです。2024年1月、上司のパワハラ行為が認定され、男性が国に損害賠償を求めて岡山簡裁に民事調停を申し立てましたが、国側が責任を否定したことから提訴に踏み切ったということです。

男性は、「パワハラの被害者を救うはずの裁判所の姿勢がこれでいいのか問いたい」とコメント。一方、裁判所は提訴について、「コメントは差し控える」としています。