岡山市で２０２２年１月、母親と交際相手の男に虐待を受けていた当時６歳の女の子が死亡した事件で、有識者による検証会議が１０月６日夜に開かれ、検証報告書の取りまとめに向けた最終協議が行われました。

この事件は、２０２１年９月、岡山市北区花尻の自宅で、西田真愛ちゃん（当時６歳）が母親と交際相手の男に虐待され、２０２２年１月、死亡したものです。

有識者による検証会議は、市側の対応や再発防止策などについて２０２２年２月から協議を行っていて、６日夜は、検証報告書の取りまとめに向けた最終協議が行われました。

報告書では職員１人が担当する児童の人数について上限を設けるなど、再発防止に向けた具体的な提言などが盛り込まれる見通しです。

（岡山市児童福祉審議会 児童処遇専門分科会　中原隆志副会長）
「岡山市が抱えている問題についてかなり明らかになってきた。子育てについて行政が積極的に関与していくことで、岡山で子育てがしやすい、子育てきちんとできる社会になってほしい」

報告書は、１０月１１日、大森市長に提出されることになっています。