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2023.06.20

強さを支える“母の愛” 卓球・面手凛選手(山陽学園高) 岡山から五輪メダルへ【岡山・岡山市】

卓球で全国中学校体育大会を制した選手が岡山市にいます。高校に進学し、卓球のトップリーグにも参戦する卓球界期待の星を取材しました。

台を挟んでプラスチック製の球を打ち合い得点を競う卓球。この競技で中学生日本一に輝いたのが、山陽学園高校1年・面手凛選手です。2022年に全国中学校体育大会を制し日本一に輝きました。

2023年春、高校生になった面手選手は、5月に初めて挑んだ岡山県高校総体でシングルス、ダブルスともに頂点に立ち、初めてインターハイへの切符を手にしました。

(山陽学園高1年 面手凛選手)
「インターハイ予選(岡山県高校総体)では確実に優勝できてよかった。最初から最後まで思い切ってできてよかった」

面手選手が卓球を始めたのは3歳のとき。卓球選手だったお母さんの影響で物心ついたときにはラケットを握っていました。地元のクラブチームに加え、家では母・裕子さんと練習に励み、小学4年生で挑んだ全日本卓球選手権で初めての日本一に輝きました。

(小学4年で全日本制覇したころの面手凛選手)
「今年(2017年)は優勝できてすごくうれしかった。しんどいがたくさん練習して、強くなるために頑張っていく」

面手選手が所属しているのが、田代祐大監督率いる山陽学園卓球部。2022年、中国高校選抜大会で団体優勝を果たすなど、県内屈指の名門チームです。中学時代からのチームメイトは面手選手についてこう語ります。

(山陽学園高2年 山崎友海主将)
「もうすでに強いのに向上心がある。現状に絶対に満足しないので、そこがすごいと思う」

あくなき向上心で強さを追い求める面手選手の持ち味は。

(山陽学園高1年 面手凛選手)
「粘り強さが持ち味。ラリーが1番得意」

得意のバックハンドを駆使しながら、長いラリーを制する粘りの卓球が持ち味です。

そしてもう一つ、面手選手の強さの秘密が、練習の休憩時間に。

「(Q:おにぎり食べるんですね)はい、食べます。(Q:まだ練習中ですけど)ははは…」

全力で練習に打ち込む面手選手は、食欲も人一倍。毎日5分の休憩時間にお母さんが作ってくれたおにぎりを食べて、エネルギーを補給しています。高校生になってもお母さんのサポートは欠かせません。

8月に行われる北海道インターハイ。高校生になった面手選手の目標は。

(面手凛選手)
「インターハイでは日本一を目指して頑張りたい。大きな目標はオリンピックでメダルを取ること。数年後には五輪の舞台に自分が立てるようになりたい」

岡山から世界へ。面手選手の活躍に期待です!

面手選手は卓球の国内最高峰、Tリーグの木下アビエル神奈川とも契約していて、こちらでの活躍も期待です。