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2023.08.07

川上からごみが流れてくる今…岡山市内を流れる川に「大きなモモ」がどんぶらこ 美化意識向上へ【岡山】

岡山県が発祥の地として知られるあの昔話が現代によみがえりました。地域の住民に川やまちの美化を考えてもらうイベントが8月6日、岡山市で行われました。

(生本ひなの記者)
「いま大きなモモがどんぶらこ、どんぶらこと川を流れてきました」

岡山市内を流れる笹ケ瀬川に現れた大きなモモ。6日、岡山市北区尾上で行われたこのイベントは川周辺のごみ削減を意識してもらい、まちの美化につなげようと地元の町内会が開催したもので、シンボルとして桃太郎伝説に登場するモモが再現されました。

竹や新聞紙などでできた高さ、幅約2メートルのモモは町内会のメンバーが約8カ月かけて制作、地域の人たちの願い事が貼られています。

イベントに集まった200人余りが見守る中、いよいよ川へ。川下に向かって約300メートルをゆっくりと流れました。

(子供は…)
「すごかった、桃太郎のモモみたいに流れてた」
「桃太郎が生まれるかなと思った」

「3、2、1…(モモを割り)桃太郎が出てきたよ」

(尾上町内会 次田泰裕会長)
「昔は川上からモモが流れてきたが、今は川にごみが流れてくる。そのごみを回収し、周辺をきれいにしていきたい。我々の気持ちが子供たちにも伝わったのでは」

桃太郎伝説を通して水辺の環境美化を伝えた今回のイベント。町内では、今後も地域の自然環境を守る大切さを子供たちにも伝え、住民が一体となって清掃活動に取り組みたいとしています。