３連休の初日となった８月１１日、お盆休みをふるさとで過ごす人の移動がピークを迎え、交通機関など各地で混雑しています。

午前９時のＪＲ岡山駅、新幹線下りのホームです。お盆休みをふるさとで過ごそうと、大きな荷物を持った人や家族連れなどが新幹線を利用し、ホームは混雑していました。

（帰省客は…）
「山口県に行く。コロナで行けていなかったので久しぶりに行ける。おじいちゃんおばあちゃんと楽しい時間を過ごしてほしい」
「神戸から来た。おばあちゃんの家。（何が楽しみ？）花火」

ＪＲによりますと、岡山駅を通過する新幹線と在来線の指定席の予約率は２０２２年の約１．５倍に増え、コロナ禍前の５年前と比べて約９割まで回復しています。また新幹線自由席の乗車率は、午前９時４６分岡山駅着の「のぞみ」５号博多行きで１３０％となっています。

一方、在来線では、特急「南風」３号高知行きで自由席乗車率が３００％となりました。ＪＲはＵターンのピークを８月１５日と予測しています。

一方、高速道路では日中に渋滞が発生しました。ＮＥＸＣＯ西日本によりますと、午後５時時点の山陽自動車道下り線で、岡山ＪＣＴ付近７キロの渋滞が発生しました。

（奥原怜奈記者）
「岡山市のサービスエリアです。多くの人でにぎわい、駐車場もほぼ満車状態」

午後２時。岡山市北区の山陽自動車道吉備サービスエリア下り線です。県外ナンバーの車も数多く見られ、混雑していました。

（京都から広島へ）
「親になかなか会えていないので、ゆっくり会えたらいい」
「お買い物したい」

（大阪から岡山へ）
「（どこに行く?） お墓です」
「里帰りと墓参りをして のんびりしようと思っている。高いぞっとする」

ドライバーが驚愕しているのが、ガソリン代金の高騰です。吉備サービスエリアのガソリン価格は２０３円。全国平均は１５年ぶりに１８０円を超えていて、岡山県では１７７円２０銭となっています。

石油情報センターによりますと、来週も小幅な値上げが予想され、上昇傾向はしばらく続くとみられていて、帰省するドライバーの大きな痛手となりそうです。