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物価高騰とコロナ禍も影…四国霊場の納経料30年ぶり4月値上げへ 納経所も午前8時からに【香川】

2024.01.07

物価高騰とコロナ禍も影…四国霊場の納経料30年ぶり4月値上げへ 納経所も午前8時からに【香川】

こんなところにも物価高騰とコロナ禍が影を落としています。四国八十八ケ所霊場の札所の納経料が2024年4月1日から約30年ぶりに改定され、値上げされることになりました。

納経料の値上げは四国八十八ケ所霊場会が決定したものです。納経料は御朱印帳などに御朱印をもらう際、寺に納めるもので、四国4県にある88の寺、全てで同じ額となっています。

新たな納経料は納経帳に御朱印をもらう場合は300円から500円に、白衣にもらう場合は200円から300円に、掛け軸にもらう場合は500円から700円にそれぞれ値上げされます。

四国霊場の納経料は1994年から約30年間、据え置いてきましたが、物価や人件費の高騰、さらにはコロナ禍で参拝者が減り、値上げを決断したということです。

また、各寺院の納経所の対応時間も1時間短縮されます。現在は午前7時から午後5時までですが、4月1日以降は午前8時から午後5時までとなります。早朝の参拝客が減るなど遍路スタイルの変化などが背景にあり、短縮を決めたということです。

徳島県にある第6番札所、安楽寺の住職で、霊場会の畠田秀峰会長は、コロナ禍でお遍路さんの数が減り現在も60%から70%ぐらいしか戻っていないのではないかと話しています。納経料と納経所の対応時間の変更は2024年4月1日からです。