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2024.02.09

建て替えを機に「岡山盲学校・岡山聾学校」を一体化 検討会で新校舎の基本構想案まとまる【岡山】

校舎の老朽化などのため建て替えによる一体化が検討されている「岡山盲学校」と「岡山聾学校」について新校舎の在り方を考える検討会で2月9日、基本構想案がまとまりました。

岡山県教育委員会は、岡山盲学校と岡山聾学校について、2つの学校の機能を集約した新しい校舎を整備する計画を進めていて、これまで施設の整備や方針について、学校や福祉関係者らと検討を重ねてきました。

まとまった案によると、新しい校舎は岡山市中区土田にある岡山聾学校の敷地内に整備されます。教育の専門性を確保するため、それぞれの学校の教室は別の建物とし、音楽室などの特別教室や体育館、寄宿舎などは共用にするなど、子供たちの交流機会も段階的に設ける予定です。

また、生徒数の減少に伴い教育内容も見直され、主なものでは、2018年度以降在籍する生徒がいない聾学校高等部の理容科が廃止されます。

(盲学校の保護者は…)
「聾学校側に移動ということになるので、そこへの不安はいろいろあると思うが、通いやすく子供が安心して通える学校が一番だと思うので、良い方向に向かっていけば」

(岡山聾学校 学校運営協議会 福富泰代会長)
「今まで積み重ねた教育のノウハウがこれからも続けられるように、先生方の負担にもならず、教育がのびのびできるようにしていってほしい」

県教委は案をもとに基本計画を策定し、2026年度に着工、29年度の開校を目指すということです。